- こうして アビガイル は ナバル のもとにきたが, 見よ, 彼はその 家で, 王の 酒宴のような 酒宴を 開いていた. ナバル は 心に 樂しみ, ひじょうに 醉っていたので, アビガイル は 明くる 朝まで 事の 大小を 問わず 何をも 彼に 告げなかった.
- 朝になって ナバル の 醉いがさめたとき, その 妻が 彼にこれらの 事を 告げると, 彼の 心はそのうちに 死んで, 彼は 石のようになった.
- 十日ばかりして 主が ナバル を 擊たれたので 彼は 死んだ.
- ダビデ は ナバル が 死んだと 聞いて 言った, 「主はほむべきかな. 主はわたしが ナバル の 手から 受けた 侮辱に 報いて, しもべが 惡をおこなわないようにされた. 主は ナバル の 惡行をそのこうべに 報いられたのだ 」. ダビデ は アビガイル を 妻にめとろうと, 人をつかわして 彼女に 申し ¿んだ.
- ダビデ のしもべたちは カルメル にいる アビガイル の 所にきて, 彼女に 言った, 「ダビデ はあなたを 妻にめとろうと, われわれをあなたの 所へつかわしたのです 」.
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- アビガイル が ナバル のところに 歸って 來ると, ちょうど ナバル は 自分の 家で, 王の 宴會のような 宴會を 開いていた. ナバル が 上きげんで, ひどく 醉っていたので, アビガイル は 明け 方まで, 何一つ 彼に 話さなかった.
- 朝になって, ナバル の 醉いがさめたとき, 妻がこれらの 出來事を 彼に 告げると, 彼は 氣を 失って 石のようになった.
- 十日ほどたって, 主が ナバル を 打たれたので, 彼は 死んだ.
- ダビデ は ナバル が 死んだことを 聞いて 言った. 「私が ナバル の 手から 受けたそしりに 報復し, このしもべが 惡を 行なうのを 引き 止めてくださった 主が, ほめたたえられますように. 主は ナバル の 惡を, その 頭上に 返された. 」その 後, ダビデ は 人をやって, アビガイル に 自分の 妻になるよう 申し 入れた.
- ダビデ のしもべたちが カルメル の アビガイル のところに 行ったとき, 次のように 話した. 「ダビデ はあなたを 妻として 迎えるために 私たちを 遣わしました. 」
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