- この 後 アンモン の 人¿の 王が 死んで, その 子 ハヌン がこれに 代って 王となった.
- そのとき ダビデ は 言った, 「わたしは ナハシ の 子 ハヌン に, その 父がわたしに 惠みを 施したように, 惠みを 施そう 」. そして ダビデ は 彼を, その 父のゆえに 慰めようと, しもべをつかわした. ダビデ のしもべたちは アンモン の 人¿の 地に 行ったが,
- アンモン の 人¿のつかさたちはその 主君 ハヌン に 言った, 「ダビデ が 慰める 者をあなたのもとにつかわしたのは 彼があなたの 父を 尊ぶためだと 思われますか. ダビデ があなたのもとに, しもべたちをつかわしたのは, この 町をうかがい, それを 探って, 滅ぼすためではありませんか 」.
- そこで ハヌン は ダビデ のしもべたちを 捕え, おのおの, ひげの 半ばをそり 落し, その 着物を 中ほどから 斷ち 切り 腰の 所までにして, 彼らを 歸らせた.
- 人¿がこれを ダビデ に 告げたので, ダビデ は 人をつかわして 彼らを 迎えさせた. その 人¿はひじょうに 恥じたからである. そこで 王は 言った, 「ひげがのびるまで エリコ にとどまって, その 後, 歸りなさい 」.
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- その 後, アンモン 人の 王が 死に, その 子 ハヌン が 代わって 王となった.
- ダビデ は, 「ハヌン の 父 ナハシュ がわたしに 忠實であったのだから, わたしもその 子 ハヌン に 忠實であるべきだ 」と 言って, 使節を 遣わして 哀悼の 意を 表そうとした. ところが, ダビデ の 家臣たちが アンモン 人の 領地に 入ると,
- アンモン 人の 高官たちは 主君 ハヌン に 言った. 「ダビデ がお 父上に 敬意を 表して 弔問の 使節を 送って 來たとお 考えになってはなりません. この 町を 探りうかがい, 倒そうとして, 家臣を 送り ¿んだにちがいありません. 」
- それで ハヌン は ダビデ の 家臣を 捕らえ, ひげを 半分そり 落とし, 衣服も 半分, 腰から 下を 切り 落として 追い 返した.
- この 人たちが 甚だしい 辱めを 受けたという 知らせが ダビデ に 屆くと, ダビデ は 人を 遣わして 彼らを 迎えさせ, 王の 傳言として, 「ひげが 生えそろうまで エリコ にとどまり, それから 歸るように 」と 言わせた.
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